Antoine.st | About User Interfaces 2 |
About User-interface - 2?デスクトップのメタファのお話をしたわけですが、データベースアプリケーションに求められるユーザーインターフェイスについて、話を転回させていきます。 お仕事でソフトウェアを作る人の大半は、データベースのフロントエンドとなるアプリケーションを作っているのではないでしょうか。いわゆるコンシューマ向けのアプリケーションでもデータベースを後ろに背負うものが増えていますし、何より、企業で使われる「何とか管理システム」みたいなものは、データベースを利用するのが一般的です。 今までこのようなデータベースアプリケーションをいくつか作ってきましたが、ユーザーインターフェイス的にはあまり見るものがありませんでした。というのも、DOS やらオフコンやらのユーザーインターフェイスをそのまま Windows 上に移植した、というだけのものが多いわけで。これは、別段 Windows に限った話ではなく、Java で作られたそんなのもあります。 そこで、いまさら DOS/オフコンってのもなぁ、って思うわけです。 #前置きが長い...。 ようするに、データベースアプリケーションにはエクスプローラのユーザーインターフェイスがそのまま使えるんじゃないか、ってことです。ファイルをレコードに置き換えて、レコードの各値はファイルの中身、あるいはプロパティです。フォルダがテーブル、もちろん、ごみ箱もそのまま使えます。フォルダからフォルダへのドラッグアンドドロップは、データの遷移になります。たとえば、未承認稟議フォルダから承認済みフォルダにドラッグアンドドロップすることで、ステータスが変わる、とか。 [F3]キーで検索、なんてのもいい感じ。伝票番号フィールドの横にある、[検索]ボタンをクリックするとウィンドウが開いて、なんてのは止めてほしいですね。 難しいのは、伝票-伝票明細、いわゆる、マスタ-ディティール形式ですか。フォルダ-ファイルメタファが使えないこともありませんが、あんまりきれいではないような。何より、明細がいちいちファイルに別れていると操作もしづらそうですし。 レコード単位で、コピー or カット & ペーストやら、アンドゥができる機能も必要ですね。コピーして作ったレコードは、「Copy of hogehoge」って感じで。 もう少し詳しく考えてみましょうかね。というわけで、まだ続きそうです。
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