Antoine.st 2007-08

2007-08-20

Patron saint

Wikipedia をうろうろしていて、プログラマにも守護聖人がいることを知りました。聖イシドールス です。このサイトのドメイン名の元となっている 聖アントワーヌ は養豚者・ドライバーの守護聖人とのこと。現在のわたしの属性は『引きこもり』だったりするわけです。聖アントワーヌも隠者だったんだから、『引きこもり』の守護聖人でもいいんじゃないかと思ったり、思わなかったり。


2007-08-15

Vacation

お盆の時期ですので、のんびり夏休みです。今年はほんとのんびりです。いい感じ。ここ5〜6年は、お盆で休むなんてことはなかったので、かなり新鮮な気持ち。


2007-08-06

Reading - 4

サラリーマン向けだったりで、『成功するためには』とか『夢を実現するためには』みたいな本があります。自己啓発書というジャンルになるんでしょうか。この本は、その辺の本の草分け的存在とのことで。で、読んでみたんですが、性格のひねくれているわたしには、ちょっと微妙でした。

たとえば、『人を説得する十二原則』のひとつに『議論を避ける』なんてのがあります。その主張に説得力を持たせるために、『議論をふっかけた』ことにより失敗をした話、逆に『議論をせずに相手を称賛した』ことにより成功した話、なんてのが紹介されてます。なんとなくわかるような気もしますが、これって必ずしも正しい、とは言えません。いつの場合も、『はいはい、あなたの言う通りでございます』と言っていればいい、というわけではないですから。

ときと場合によっては、(というか、その人の好みに合わせて)ガツンと議論をふっかけることが効果的なこともあるというわけで。おそらく、そういうエピソードを集めて、まったく逆の原則、を打ち立てることもできるのではないでしょうか。耳触りのいいエピソードを集めるのではなく、統計学的な手法を用いてこの手の本を書いたらどうなるのか。考えてみると、ちょっと面白そうです。

ともあれ、本書にかかわらず、この手のビジネス系自己啓発書には、なんとなくの胡散臭さを感じてなりません。本書のタイトルである『人を動かす』とは、なんと傲慢な言い草なのでしょうか(わかりやすいタイトル、という意味では、少々割り引いて考える必要がありますけど)。『自分のために、人を使ってやろう』という安っぽい意図(多くの『成功』は、それで成り立ってるわけですが)が見え隠れするような気がします。

と、かなり批判的なことばかり書きましたが、なかにはためになる原則もあるんですけどね。その辺は、自己啓発書というより、行動心理学(になるのかな?)的に興味があります。

  • タイトル:人を動かす
  • 著者:D・カーネギー 訳者:山口 博
  • 出版社:創元社
  • 価格:1500円 + 税
  • ISBN:ISBN4-42-210051-3


2007-08-05

Amazon

前回の読書で『古事記』を紹介したときにも、いつものごとく Amazon へのリンクを張っています。実はこれ、Emacs-wiki の機能をちろっと拡張して、『<amazon>古事記</amazon>』みたいなタグを HTML 生成時に Amazon の external-search へと変換するってことをしています。これはこれでまずまずいい動きかと思っていたのですが、書籍以外のところにもリンクが張られるしで、微妙にまずい場合もあるってことに気づきました。

で。ISBN でのリンク版も。『<amazon-isbn>ISBN4-05-902013-3</amazon-isbn>』みたいな感じのタグで、『ISBN4-05-902013-3』という感じにリンクが張られます。ISBN なんで、直接飛べていい感じ。前のやつも張り替えておこうっと。

Reading - 3

結構、日本の昔の話が好きです。やっぱり、日本人として、日本という国の成り立ちぐらいは知っておきたいな、と。で、最初の最初といえば、日本書紀と古事記というわけで。とはいえ、昔の言葉で書かれていますから、漢文も古文も苦手だったわたしには読めるわけもありません。著者の梅原 猛という人は、哲学者なんですが、歴史家やら国文学者やらとはまた違った解釈が楽しめるかな、と思って読んでみました。

ま、結論から言うと、違いが分かるほど古事記に親しんでるわけではなかったので、あんまりよくわかりませんでしたけど。日本武尊(こっちは日本書紀のですよね。IME ではこっちしか出てこないし)辺りまでは記憶にあったんですが、その次の神功皇后辺りからさっくりと記憶が抜け落ちてます。いかんいかん。

Visual Studio 2008 Beta 2

をインストールしていろいろ遊びを開始。Microsoft Silverlight Tools Alpha for Visual Studio 2008 Beta 2 がインストールしても使えないのには往生しましたが、なんとか解決策も見つかり、ほっと。解決策の方は、この辺のスレッド から。


2007-08-02

Reading - 2

建築関係の本だったりするわけですが、『なぜこの本を読んだのか』、気づいた方も多いと思います。もともと、ソフトウェア開発は建築からの影響を強く受けているわけです(もっとも、すでにそれは有効ではない、ということを言う人もいますけど)。

『パタン・ランゲージ』は、クリストファー・アレグザンダーが提唱した考え方で、『デザイン・パターン』はその影響下にあります。『パタン・ランゲージ』がお客さんとのやり取りにも使えるもの(どちらかというと、そっちが重点的なんでしょうか)であるのに対し、『デザイン・パターン』はあくまで開発者側のものだ、とか、違いはありますが。

原寸設計 -> 平面図 -> 間取り -> 立体模型、といった建築でのプロセスを、ソフトウェア開発にどう置き換えるか、とか。設計を繰り返す、どちらかというとライトウエイトな手法だなぁ、とか。部分ごとにどれだけのお金がかかるかを示す、『部位別見積法』をソフトウェア見積もりに適用できないか、とか。

アーキテクト・ビルダーは、ひとつの建築物に対し、最初から最後まで責任を持つもので、最初になんかごちゃごちゃ言うだけの、いわゆる『名前だけアーキテクト』とは違うなぁ、とか。

やっぱり、要求分析 〜 設計といった段階でのお客さんと開発側の認識のズレを最小限に抑えるにはどうすればいいのかな、というところに思い至ります。建築物が見えやすい・想像しやすいものであるのに対し、ソフトウェアは見えづらいですから。『見える化』じゃないですけど、ソフトウェアの動き、ビジネスロジックといったものをもう少し見えるようにする努力、ってのは、何かしら必要だと思います。

Profile

プロフィール のページをちょこっと修正、というか追記しました。自分のことでありつつ、ついつい忘れてしまうもんです。お仕事の方は、今までの会社勤めから個人事業主へと変わったわけですが、そういうのを細かく書くのも微妙かなぁ、と。なので、そっち方面は書いてません。


2007-08-01

Reading - 1

最近、あんまり本を読まなくなりました。これはいかん、ということで、面白そうな本を何冊か購入してみることに。で、買って読んだからには何らかの記録を残しておこうかな、と。

『さて、本を読もう』と思っての一冊目が、ようするに『本を読みましょう』という本だったりするのは何かの偶然でしょうか。本を読まないより読んだ方がいい、というのは言うまでもないことで、それが自分への投資、というのも当然だと思います。ということで、当たり前のことを当たり前だと教えてくれる本でした。

IT 関係の人間にとっては、『ドッグイヤー(犬の年)』が日進月歩、常に変わっていく世の中を示す言葉だというのは常識ですが、本のページを折ることを『ドッグイヤー(犬の耳)』というのは知りませんでした。カタカナだと同じなので、微妙に注意しておくことにします。